歯の欠損とは
本来あるべき歯が、むし歯や歯周病など様々な原因で失ってしまった状態です。 欠損を放置することによって「食事がとりにくい」「審美的に不良になる」「発音が悪くなる」さらには嚙み合わせが抜けてきたり隣の歯が倒れてきたり、噛み合わせの崩壊に繋がってゆく極めて危険な状態です。歯を失ったら、なるべく半年以内に人工の歯を入れる(補綴治療)をすることが望ましいです。その補綴治療にはブリッジ、入れ歯、インプラント治療しかありません。患者様のライフスタイルや欠損部の状態、残存歯の状態によって治療方法の選択は変わってきます。
当院では、インフォームドコンセントを重視したカウンセリングを行っております。
治療を行う前にはレントゲン写真、口腔内写真、時には模型や検査データを示して診断をし、納得のゆく説明を行います。そのうえでご了解を得た方法で治療を進めてまいります。ご自分のライフスタイルやお持ちの夢などもお聞かせください。ご希望に叶うようスタッフ一同全力で取り組んで参ります。
各治療方法のメリット・デメリット
下記では歯の欠損に対するそれぞれの治療方法のメリット・デメリットを記載しております。
ブリッジ治療
ブリッジとは何らかの理由で欠損した所を両隣の歯を支持として使い、欠損した所を補う治療です。
メリット
- 保険可能
- 取り外しが不必要
- 短期間(約1ヵ月)で終了
- 審美性が比較的よい
デメリット
- 前後の歯を大きく削る→ダメージ→虫歯
- 前後の歯に支えてもらう→負担過剰→歯周病や破折
- 前後に歯が必要→無ければ入れ歯かインプラント
- 清掃が困難→虫歯や歯周病の危険性
ブリッジ治療には、前後の歯が丈夫であり深刻な歯周病で無いことが必要となります。
また、リスクが増すことで、前後の歯も早く失ってしまいます。
欠損の本数が多いと適用外となります。
入れ歯(着脱式)治療
入れ歯は、歯を失ってしまった場合に補うための方法です。
1~数本を失った場合にも、また、全部の歯を失った場合にも用いることができます。一般的に、取り外し式のものとなります。
メリット
- 多数歯を補うのに適する
- 治療回数が少ない
- 歯を削らない
- 保険が適用
デメリット
- 歯肉で支える→しっかり噛めない
- 欠損部分の骨→吸収してゆく
- 大きく造る→違和感が大きい
- 歯肉や歯との間に食べかすが多量にたまる→毎食後に外して洗う必要がある
不快感が大きく、まったく使用できない方も多いです。 また、使用するだけで老化を意識したり自信を無くしやすい欠点もあります。
インプラント治療
インプラントとは、何らかの原因で歯が失われた歯の顎の骨に、人工の歯根を埋入しその上に人工歯冠を取り付け、天然の歯と同じように機能させること、またはその治療法のことです。
メリット
- 歯の欠損状態を問題としない
- 虫歯にならない
- 取り外しが不必要
- 審美性が比較的よい
- 固いものでもかめる
- 違和感が少ない
デメリット
- 長期間(約2ヵ月以上)かかる
- 高額になる場合がある
- 外科手術であり、術者や設備で結果が異なる
※ヘビースモーカーや重篤な疾患の方、歯ブラシのできない方はインプラント治療が受けられない場合がございます。
症例紹介
該当する症例がありません。