歯科コラム
歯を食いしばることで全身に力が入るのはなぜ?
2017年11月1日 (水)

力を入れるときに、歯を食いしばると全身や力が入りますね。歯に力が入るのはスポーツをする上で優位に働きます。実際、数多くのスポーツ選手が歯のメンテナンスに力を注いでいています。また、歯科とスポーツとの関係も研究されてきています。
一流のアスリートは、海外でプレーしていても帰国してかかりつけ歯医者に受診をします。アメリカでは、歯科に対する意識や知識、技術が日本よりも進んでいるので、スポーツ大国としても名高いのではないかと言われています。
また、スポーツ選手は一般の人に比べ虫歯の本数も少ないというデータも出ているのが驚きです。
今回は、スポーツをするときに歯を噛み締めると力がなぜ入るのかについてツツミ歯科がご紹介します。

スポーツと歯科の関係
スポーツと歯科の関係

スポーツと歯科は今や切っても切れない関係になっています。スポーツの中でも一番歯科と関係しているのは、マウスピースではないでしょうか。マウスピースはイギリスのボクシング選手が使用したのが由来とされています。当時のボクシングでは、筋力を使った激しいパンチで顎の骨の骨折や歯の脱臼(抜けてしまうこと)が起きるだけでなく脳震盪や頚椎骨折などの重傷も起きていました。中には打ち所が悪く死んでしまう選手もいて生死をかけたスポーツでした。
そんな中、歯科医師が歯や口を守るために衝撃を吸収する緩衝材の意味合いを込めゴムで製作したのがマウスピースです。現在は、マウスピースの使用が義務化されているスポーツも多く、ボクシングやアメリカンフットボール、キックボクシングなどは義務化がされています。また空手やラグビーでは一部競技大会において義務化がされています。

噛む力もUP!

歯や口を外傷から守るという面でマウスピースの使用は推奨されていますが、マウスピースの働きはそれだけではありません。マウスピースをつけると、噛む力が上がるということが報告されています。
人はそれぞれ歯並びが異なったり、歯の本数が異なったりと違う点があります。歯並びを治すというのは、莫大な時間とお金がかかりますがマウスピースならば今の歯の上に装着するだけなので簡単にできます。歯は本来、咬合面と呼ばれる噛む面同士が最大面積で接触した時に最大の咬合力を発揮します。その噛む面同士を最大面積で接触させる補助をするのがマウスピースです。
マウスピースは歯よりも柔らかい素材で作られており、歯によって削られます。なので、使用していると歯の形に合うようになってくるのです。すると、咬合力が最大に発揮できるように噛む面が最大面積で接触することが実現されます。

咬合力はどの程度あるのか
咬合力はどの程度あるのか

咬合力と言ってもどのくらいの力があるのか知らない人が多いかもしれません。
一般男性の平均は、90kg.fと言われています。それに比べスポーツ選手はどうでしょうか。例えばテニス選手は、約150kg.fです。2倍弱強い咬合力を発揮していると言えますね。他にも重量挙げの選手は170kg.fで、ゴルフ選手は250kg.f、ボート選手とライフル選手は270kg.fと言われています。
ここで注目すべきは、たくさんの力が必要な重量挙げの選手とライフル選手の咬合力の差です。歯を食いしばるとたくさんの力が全身に入ります。スポーツ選手が一般人に比べて咬合力が大きいということは理解できたかとおもいます。
後述で説明しますが、噛む力が強いと身体を安定させることにつながります。よって長時間同じような姿勢で集中して競技を行うライフル選手やボート選手の方が重量挙げの選手よりも咬合力が大きかったと言えるのです。

歯を食いしばると力が入る理由は?

まず前提として、歯並びが良く全ての歯が揃っているということが大切になります。歯が1本でもないとそれだけで咬合力が低下してしまうのです。中でも、奥から2番目に生えている第一大臼歯と呼ばれる歯は噛む力が最もかかる歯でこの歯がなくなってしまうとそれだけで咬合力が大きく減少してしまいます。
全ての歯が揃っていて歯並びが良い、ということは上手にかみ合っているということです。すると全身のバランスがよくなるということが研究結果でわかってきました。歯によって頭の位置が中心になり、首もまっすぐ伸びている。その結果腰のゆがみも少なくなるので全身のバランスが取れている状況になっていると言えるのです。
アスリートの話とは少しずれますが、高齢者を対象にした研究で、歯がない人に入れ歯を入れた状態と入れていない状態で直立してもらうという実験をしました。結果は、入れ歯を入れている人の方が身体の揺れが少なく、入れ歯を入れていなかった人の方が身体の揺れが大きかったというものです。入れ歯が身体のバランスを保つために必要ということがわかったのと同時に、噛み合わせが合っていると身体が安定するということもわかりました。
スポーツ選手の咬合力のところでも書きましたが、咬合力が大きい選手は姿勢や集中力が問われるスポーツをしていました。
歯を食いしばることで全身に力が入る一番の要因はバランスが良くなることで身体全体に力を入れやすく伝えやすくしているのではないでしょうか。


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