歯科コラム
女性はあるタイミングで歯周病が悪化する!女性ホルモンと歯周病の関係
2016年09月1日 (木)

テレビや新聞でよく聞いたり見たりする「歯周病」。歯ブラシや歯磨き粉など、デンタルケア商品ではよく「歯周病ケア!」とうたわれていますよね。多くの人が悩む歯周病ですが、女性の方がかかりやすいということをご存知ですか?実は、女性ホルモンの関係で、男性よりも女性の方が歯周病にかかる確率が高いのです。今回は、女性の成長やライフイベントなどに関する、女性ホルモンと歯周病の関係をご説明したいと思います。

まずは歯周病の基礎知識を知っておこう
まずは歯周病の基礎知識を知っておこう

日本人の成人のうち、80%もの人がかかっていると言われる歯周病。歯ぐきからの出血や歯ぐきの腫れ、歯のグラつきと症状は進んでいき、最悪の場合歯が抜け落ちてしまうというとっても恐ろしい病気です。しかも、歯周病の初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかぬうちに病状がどんどん進行している可能性があります。歯周病対策としては、毎日の正しい歯磨きと定期的は歯科検診での歯のクリーニングが有効とされていますから、歯医者さんで歯の磨き方について指導してもらい、正しく丁寧に歯を磨くこと、そして何より、定期的に歯科検診を受けて歯の状態を歯科医師にチェックしてもらうことが大切です。定期な歯科検診は、歯のクリーニングだけでなく、歯の状態を診てもらうことで歯周病の早期発見・治療につながり、悪化を防ぐことができます。

どうして女性の方が歯周病になりやすいの?

冒頭ですこしご紹介したとおり、女性ホルモンと歯周病は大きな関わりがあります。女性ホルモンによって、一部の歯周病菌が増殖したり、歯ぐきなどの歯の周辺組織の炎症が悪化してしまうことがあるのです。女性ホルモンは、歯と歯ぐきのすき間から少しずつ染み出ているのですが、この染み出た女性ホルモンを好んで繁殖する歯周病菌が存在します。口内に歯周病菌が繁殖してしまうと、感染のリスクは高くなります。また、女性ホルモンの影響を受けて歯ぐきが腫れやすくなることもあります。月経前に歯ぐきがむずむずと違和感がしたり、腫れてしまうのはこのためです。さらには、女性は男性よりも唾液の分泌量が少ない人が多いため、酸性に傾く口内を中和する働きが弱いことも、口内の病気にかかりやすい原因といえます。

女性には、3回気をつけるべき時期がある
女性には、3回気をつけるべき時期がある
女性ホルモンが歯周病の感染や悪化につながるとご説明しましたが、特に気をつけなければいけないのは、女性ホルモンが活発に分泌される時期です。女性は、成長やライフイベントで大きく3回、女性ホルモンの分泌が活発になる時期があります。

●思春期
思春期は、女性ホルモンがつくられはじめる時期です。丸みを帯びた体つきになるなど、肉体的変化はもちろん、多感な頃ですから、勉強や友人関係など、免疫力を低下させるストレスが貯まりやすい時期でもあります。免疫力の低下はいろいろな菌に負けてしまう可能性があり、歯周病も例外ではありません。また、お菓子をたくさん食べたり、無理なダイエットをしてしまうなど食生活も乱れがちになりますから、日常生活で気をつけなければいけないことはたくさんあります。なるべくストレスをため込まないように発散方法をみつけておくこと、お菓子の食べすぎや無理なダイエットをやめ、食事は3食きちんとよく噛んで食べ、十分な睡眠時間を確保しましょう。日々のケアである歯磨きは、正しい方法でないと効果がうすれてしまうので、歯医者さんで歯みがき指導をしてもらい、きちんと歯を磨いてください。虫歯予防というよりも、歯周病予防に重きを置いた歯磨きを心がけましょう。

●妊娠、出産
女性のライフイベントとしてとても大きなことである、妊娠・出産。妊娠している時は、女性ホルモンの分泌量が大きく増えます。女性ホルモンを好む一部の歯周病菌にとっては、繁殖するのにとてもありがたい環境になってしまうのです。また、妊娠中のつわりは食事も思うようにいかず唾液の分泌量が減ってしまいますし、食べつわりの方は常に食べている状態のため歯磨きがおろそかになってしまう問題もあります。さらに、歯ブラシを口の中に入れることもままならない場合は十分に歯磨きをすることができず、口内環境が悪化してしまう恐れがあります。何より恐ろしいのが、歯周病は早産のリスクを高める可能性があるということです。歯周病にかかっている妊婦とそうでない妊婦を比較したとき、早産や低体重で生まれるリスクが7.5倍にもなるという報告もあります。生まれてくる赤ちゃんのためにも、なるべく歯は奥も磨くようにする、デンタルフロスで歯と歯の間の汚れをとる、つわりで歯ブラシが難しい場合はデンタルリンスを活用するなど、出来るだけ口内を清潔な状態に保ちましょう。また、歯科検診を定期的に受けることも大切です。歯周病は初期段階の自覚症状がほとんどありません。万が一歯周病が進行していては大変ですから、定期的に歯医者さんへ通い、歯のクリーニングとともにお口の状態をチェックしてもらいましょう。

●更年期
更年期は、唾液の分泌量が減り口の中が乾燥しやすくなります。唾液は、口内をきれいにしてくれる働きがあるので、その唾液が減ってしまうと歯周病菌が繁殖しやすい環境になってしまうのです。また、女性ホルモンの分泌も少なくなるので、骨密度が低下し、歯を支えている骨も弱くなってしまい、歯周病が進行しやすくなってしまいます。更年期以降はメタボリックシンドロームや糖尿病といった生活習慣病にかかりやすくなりますし、歯周病があるとこれらに合わせて全身疾患にかかるリスクが高まるとも言われていますから、必ず定期的に歯科検診を受け、歯の状態を歯科医師に確認してもらうようにしましょう。もちろん、日々のデンタルケアも忘れずに。

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