歯科コラム
自宅で出来る歯周病予防 果たしてどんな歯ブラシを選ぶべきなのか
2016年08月1日 (月)
ブラッシング

初期段階では、自覚症状がほとんどないと言われている歯周病。気づいた頃には病状が随分と進んでしまっていることも少なくありません。歯周病を予防するには、定期的な歯科検診を受けて正しい歯のお手入れをすること、日々のブラッシングをきちんと行うことが最も大切ですが、より効率的なケアをするために、歯ブラシの選び方も知っておきましょう。

最も大切な、日々のブラッシング

歯周病予防、治療の基本は、毎日正しく丁寧にブラッシングを行うことです。しっかりと歯磨きをしているつもりでも、その方法が間違っていたら、効果が下がってしまいます。一度は、歯医者さんで歯の磨き方の指導を受けましょう。正しく丁寧に磨くことができれば、その効果は抜群に上がります。また、歯周病予防には、「プラークコントロール」がとても重要です。プラークコントロールとは、歯や歯と歯茎の間などに付いているプラーク(歯垢)を除去し、お口の中の細菌を減らすことです。やはりこれにも、日々の正しいブラッシングが必要不可欠です。

どんな歯ブラシを選ぶべき?
どんな歯ブラシを選ぶべき?
歯周病と虫歯予防とでは、適当な歯ブラシは少し違ってきます。お口の中の状態によっても、かたさなど適切なブラシは異なりますので、自身の歯がどのような状態か、何を目的とするかで歯ブラシを選びましょう。

●歯茎が腫れている人は「やわらかめ」
既に歯周病が分かっていて、進行を予防したり治療目的で選ぶならば、毛の硬さは「やわらかめ」を選びましょう。ソフトな毛先でないと、歯茎や歯の周辺組織を傷つけてしまったり、血が出てしまうことがあります。やわらかいブラシで、1本1本細かく丁寧に磨きましょう。

●歯周病予防目的なら「ふつう」
歯茎の腫れなどがなく、歯周病予防目的で選ぶならば、硬さは「ふつう」がおすすめです。ただし、力を入れてゴシゴシと磨いては、歯茎を傷つけてしまいかねないので、やさしくブラッシングしてください。「かため」の歯ブラシですが、毛先が強く、確かに歯垢を落としやすいという利点はあるのですが、歯茎を傷つけてしまう可能性が高いので、「ふつう」の硬さで丁寧に磨いたほうが良いでしょう。

他にも、歯ブラシのヘッドは「小さめ」で隅々まで磨くこと、歯と歯茎の隙間もしっかりと掃除できるよう、毛先が細いブラシを選ぶこともおすすめです。
自身のブラッシングに不安がある方は、電動歯ブラシという手もあります。音波ブラシや長音場ブラシであれば、深い部分の歯垢や、かなり粘り気があり取り除きにくい歯垢も除去しやすくなります。ただし、長時間のブラッシングなど、やりすぎて歯や周辺組織を削ってしまわないように注意が必要です。
それぞれの特徴を考慮し、目的や使用感に合わせて、自身にとって最適なものを選んでくださいね。

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